Claude Codeの仕組み講座

区分1 毎日の土台★★★

No.03 スキル

スキルは「必要な時だけ読み込まれる手順書」です。毎日の仕事でいちばん効く仕組みの1つなので、この単元はしっかりやります。最初は「CLAUDE.mdと何が違うの?」で混乱しがちなので、第0章で先に分けてしまいましょう。
目次
  1. 第0章 前提知識
  2. 第1章 スキルの中身
  3. 第2章 スキルが呼ばれる流れ
  4. 確認問題

第0章 前提知識

① スキル :必要な時だけ読み込まれる手順書

(スキルの中身は SKILL.md というファイルに書きます。第1章で詳しくやります)

これだけだと分かりにくいので、たとえ話にします。 CLAUDE.md が毎朝全員が読む「社内の決まり」なら、スキルは棚にしまってある「業務マニュアル」です。 決まりは毎回読みますが、マニュアルは「請求書を作って」と言われた時だけ棚から出して読みます。

② 似た言葉との違い

いつ読まれる 向いている物
CLAUDE.md 毎回必ず いつも守る決まり
スキル 必要な時だけ 特定の作業の手順
記憶(memory。No.02で説明済み:Claude が自分で書くメモ) 索引は毎回・中身は必要な時 一度言われたこと

CLAUDE.md に長い手順を全部書くと、毎回それが読み込まれて、AIが使える「机」(No.01のコンテキスト)が狭くなります。だから長い手順はスキルに移します。なお CLAUDE.md は、AIへの「お願い」です。絶対に外せない事は、deny(No.04)かフック(No.06)で仕組みにします。

ここまで大丈夫ですか? 迷ったら「いつ読まれるか」で分けると、まず間違えません。

第1章 スキルの中身

中身は大きく3つです。

① 置き場所 必ず覚える

~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md(~ はホームフォルダ。SKILL.md は手順を書く本体のファイル名)。フォルダ1つ=スキル1つです。 作業場だけで使うスキルは、作業場の中の .claude/skills/(.claude は設定を入れるための隠しフォルダ)に置きます。

② 説明文(description。SKILL.md の先頭に書く、短い説明) 必ず覚える

AIは説明文だけを見て「今これを使うか」を決めます。 だから説明文には「どんな時に使うか」を、自分が普段言う言葉で書きます。中身がどれだけ良くても、説明文が曖昧だと呼ばれません。

○ よくある勘違い:「スキルを作れば毎回使われる」→ ×。呼ばれるかは説明文しだい
○ 関係する単元:No.02 CLAUDE.md(毎回読まれる側)

③ 付属ファイル さらっと

手順の中で使う見本・台本・スクリプト(パソコンに決まった作業をさせる短いプログラム)を、同じフォルダに置けます。SKILL.md から「この見本を読む」と指せば、必要な時だけ読まれます。最初は無くて大丈夫です。

第2章 スキルが呼ばれる流れ

① 呼ばれ方は2通り 必ず覚える

  1. 頼んだ内容が説明文に合った時に、AIが自分で読み込む
  2. 自分で /スキル名 と打って呼ぶ

② 読み込まれるのは説明文だけ、が最初 深追いしない

普段はスキルの名前と説明文だけが見えていて、使うと決めた時に本文が読み込まれます。だからスキルをたくさん持っても、会話が重くなりにくい。仕組みの細かい所は、ここまで分かっていれば十分です。

スキル=必要な時だけ読まれる手順書。呼ばれるかは説明文で決まる。

確認問題

問1 請求書づくりのスキルを作ったのに、「請求書お願い」と言っても使われません。まず見直すのは?

問2 「毎回必ず守ってほしい決まり(例:返事は日本語)」はどこに書くのが向いている?

出典:Claude Code 公式ドキュメント「Agent Skills」/手元の ~/.claude/skills/ の実物