(スキルの中身は SKILL.md というファイルに書きます。第1章で詳しくやります)
これだけだと分かりにくいので、たとえ話にします。 CLAUDE.md が毎朝全員が読む「社内の決まり」なら、スキルは棚にしまってある「業務マニュアル」です。 決まりは毎回読みますが、マニュアルは「請求書を作って」と言われた時だけ棚から出して読みます。
| いつ読まれる | 向いている物 | |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 毎回必ず | いつも守る決まり |
| スキル | 必要な時だけ | 特定の作業の手順 |
| 記憶(memory。No.02で説明済み:Claude が自分で書くメモ) | 索引は毎回・中身は必要な時 | 一度言われたこと |
CLAUDE.md に長い手順を全部書くと、毎回それが読み込まれて、AIが使える「机」(No.01のコンテキスト)が狭くなります。だから長い手順はスキルに移します。なお CLAUDE.md は、AIへの「お願い」です。絶対に外せない事は、deny(No.04)かフック(No.06)で仕組みにします。
ここまで大丈夫ですか? 迷ったら「いつ読まれるか」で分けると、まず間違えません。
中身は大きく3つです。
~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md(~ はホームフォルダ。SKILL.md は手順を書く本体のファイル名)。フォルダ1つ=スキル1つです。
作業場だけで使うスキルは、作業場の中の .claude/skills/(.claude は設定を入れるための隠しフォルダ)に置きます。
AIは説明文だけを見て「今これを使うか」を決めます。 だから説明文には「どんな時に使うか」を、自分が普段言う言葉で書きます。中身がどれだけ良くても、説明文が曖昧だと呼ばれません。
○ よくある勘違い:「スキルを作れば毎回使われる」→ ×。呼ばれるかは説明文しだい
○ 関係する単元:No.02 CLAUDE.md(毎回読まれる側)
手順の中で使う見本・台本・スクリプト(パソコンに決まった作業をさせる短いプログラム)を、同じフォルダに置けます。SKILL.md から「この見本を読む」と指せば、必要な時だけ読まれます。最初は無くて大丈夫です。
/スキル名 と打って呼ぶ普段はスキルの名前と説明文だけが見えていて、使うと決めた時に本文が読み込まれます。だからスキルをたくさん持っても、会話が重くなりにくい。仕組みの細かい所は、ここまで分かっていれば十分です。
スキル=必要な時だけ読まれる手順書。呼ばれるかは説明文で決まる。
問1 請求書づくりのスキルを作ったのに、「請求書お願い」と言っても使われません。まず見直すのは?
問2 「毎回必ず守ってほしい決まり(例:返事は日本語)」はどこに書くのが向いている?
出典:Claude Code 公式ドキュメント「Agent Skills」/手元の ~/.claude/skills/ の実物