たとえ話にします。コンテキストは机の広さです。 会話の中身、読んだファイル、実行結果、CLAUDE.md、読み込んだスキルなどが、全部この机の上に広げられます。机が満杯に近づくと、古い物から片付けないと新しい物を置けません。
| どこに残る | 次の会話に持ち越される? | |
|---|---|---|
| コンテキスト | 今の会話の「机の上」 | 持ち越されない |
| CLAUDE.md・記憶 | ファイルとして保存 | 持ち越される(毎回机に置き直される) |
会話ごとに机は空から始まります。残したいことは机の上ではなく、ファイル(CLAUDE.mdや記憶)に書く、が基本です。ここまで大丈夫ですか?
内容は大きく2つです。
会話が机の限界に近づくと、Claude Code は自動で古い内容を片付けます。まず古い道具の出力を消し、それでも足りなければ会話全体を要約します。自分の頼んだ内容や大事なコードは残りますが、会話の序盤に出した細かい指示は失われることがあります。
だから「毎回守ってほしいこと」は、会話の中で言うのではなく CLAUDE.md に書きます(No.02)。ただし CLAUDE.md は毎回読まれる決まりですが、AIへのお願いです。絶対に外せない事は deny(No.04)かフック(No.06)で仕組みにします。自分で今すぐ要約したい時は /compact です。「ここを重視して」と添えて、残したい内容を指定することもできます。
○ よくある勘違い:「長く話すほど私のことを覚えてくれる」→ ×。長くなるほど古い指示は薄れます
○ 関係する単元:No.02 CLAUDE.md(消えて困る決まりの置き場)
Claude Code は、返事のたびに会話の全体を送り直します。長い会話ほど1回あたりの利用量が大きくなり、利用上限にも早く近づきます。公式ドキュメントも、切り替え時の /clear を勧めています。深追いは不要で、「長いほど重い」とだけ覚えておけば十分です。
関係のない仕事に移る時は、同じ会話を続けず新しい会話にします(/clear=会話を空にして新しく始める操作、またはアプリで新しい会話を開く)。前の話の残りが机の上に居座ると、答えがぶれる原因にも、重くなる原因にもなります。
事務所でいえば、案件ごとに別の机を使うことです。A社の資料が広がった机でB社の仕事はしません。
前の会話に戻りたくなった時のために、会話に名前を付けておく(/rename)と、/resume で探せます。
ファイルを大量に読む・ログを調べるといった作業は、机をすぐ埋めます。サブエージェント(No.08)に頼むと、別の机で調べて、結論の要約だけがメインの会話に戻ります。メインの机は軽いままです。
「使う時は『サブエージェントを使って〜を調べて』と一言添える」だけで頼めます。
○ 注意:サブエージェントの作業も同じ利用上限に数えられます。机は軽くなりますが、タダではありません
○ 関係する単元:No.08 サブエージェント
机(コンテキスト)は有限。決まりはCLAUDE.mdに書く。話題が変わったら新しい会話。重い調べ物はサブエージェントへ。
問1 会話の最初に「返事は必ず日本語で」と言いました。何時間も長く話した後、ときどき日本語以外で返ってきました。根本的な直し方は?
問2 請求書の作業が終わり、次は全く別のお客さん向けの文章を作ります。どうするのがよい?
問3 大量のファイルを読んで「どこに何があるか」を調べたいです。メインの会話を重くしないために有効なのは?
出典:Claude Code 公式ドキュメント「How Claude Code works」(https://code.claude.com/docs/en/how-claude-code-works)「Manage costs effectively」(https://code.claude.com/docs/en/costs)「Common workflows」「Subagents」(いずれも code.claude.com/docs/en/ 以下)。2026-10-13 に確認