たとえ話にします。毎朝の郵便仕分けを、担当者を雇って「毎朝7時に出社して、この手順書どおりに仕分けてね」と頼むのと同じです。必要なのは3つです。
| 何か | |
|---|---|
claude -p |
会話せずに1回だけ動かして終わる使い方(出社した担当者)。-p は、答えを出力して終わる、という意味の指定です |
| launchd・定期タスク・ルーティン | 決まった時刻に起動する仕組み(出社時刻の約束) |
AI本体は同じで、「いつ起こすか」だけが別の部品です。ここまで大丈夫ですか?
内容は大きく3つです。
claude -p "依頼文" と打つと、会話をせずに答え(と作業)を1回して終わります。claude はこのMacのターミナル(文字で命令を打つ画面)で動かす命令の名前で、"依頼文" の所に頼みたい事を書きます。
終わった時に終了コード(命令が終わる時に返す番号)を返し、成功すれば 0、失敗すれば 0 以外です。決まった時刻に動かすスクリプト(手順を並べて自動で実行させる短いプログラム)が、この番号を見て成功か失敗かを判定できます。
無人で動かす時に一番よく付けるのは、これです。
--allowedTools:聞かずに使ってよい道具を、先に指定する無人では、許可を聞かれる操作は止まります。聞かれても答える人がいないからです。だから、使う道具を先に許可しておきます。
○ 深追いしない 結果をJSON(機械が読みやすい形式)で受け取る指定や、より軽く動かす --bare、会話を裏で動かし続ける --bg などもあります。今は名前だけ知っていれば十分です。必要になったらAIに頼めば足ります
○ ただし1つだけ:--bare は、サブスク(月額で使う契約)のログインを使わず、APIキー(外のサービスを使うための合言葉のような文字列)が前提です。サブスクで動かすなら付けません
○ --bare を付けない -p は、通常の会話と同じく CLAUDE.md・スキル・フック・MCP を読み込みます
起こし方は3通りあります。
| 方法 | 動く場所 | 向いている物 |
|---|---|---|
Macの launchd(claude -p を起動) |
自分のMac | ファイルや道具に触る定型作業。あなたの自動化はこれ |
| デスクトップアプリの定期タスク | 自分のMac(アプリが開いていて、Macが起きている間) | 手軽に作りたい物。画面で時刻を選べる |
| クラウドのルーティン | Anthropic のクラウド | PCが切れていても動かしたい物。ただし自分のMacのファイルには触れない |
claude -p を時刻で呼ぶ役をしますlaunchd の作り方は、手順まで覚えなくて大丈夫です。作り方はAIに頼めばよい。頼み方の例:「毎朝7時にこのスキルを claude -p で動かす launchd を作って」
launchd と定期タスクは、Macが起きている時しか動きません。デスクトップの定期タスクは、Macが眠っていた時刻の分は飛ばされ、起きた時に、いちばん最近の1回分だけ追いかけて動きます(公式。launchd やクラウドの話ではなく、デスクトップの定期タスクの話です)。あなたの実物でも、同じように眠りで困りました。ふたを閉じたMacBookは眠ったまま固まり、朝9時の期限に遅れました。それ以来、期限のある朝の仕事は、常時つないでいるMac miniに置いています。
無人で動かすと、人が答えられないので次の3つで止まります。ここだけ知っておけば、原因探しが速くなります。
聞かれても答える人がいないので、止まります。対策は2つです。
--allowedTools で最初から許可しておく--disallowedTools で外すあなたの「毎朝の段取り」は、Addnessの読み取り2つだけを許可し、書き込み系を外しています。必要最小限だけ許可するのが安全です。
ログインが切れると、無人の実行は何もできずに終わります。外のサービスのログインは、どの方法・どのブラウザで入っているかを把握しておきます。
動かないと気づく仕組み(失敗の知らせ)も要ります。これも作り方は覚えなくて大丈夫です。頼み方の例:「失敗したら、私が普段見ているチャットに知らせが届くようにして」
自動化も、あなたのMax(Claudeの契約の上位プラン)の利用枠(決まった期間に使える量)を使います。週の上限に当たると、手で使っている作業と自動化がいっしょに止まります。壊れたのではなく、戻るのを待つ状況です。次の実行で自動的にやり直される作りにしておくと安心です。
claude -p で1回動かす+時刻で起こす仕組み(launchd・定期タスク・ルーティン)。眠ったMacでは動かない。許可・ログイン・利用上限で止まる。
問1 デスクトップアプリの定期タスクで、毎朝7時に動かす設定をしました。ふたを閉じて眠っていたMacBookで、7時を過ぎてから開いたら、どうなる?
問2 `claude -p` を無人で動かしたら、途中で止まりました。聞かれる人がいない場面で、先に打てる対策は?
問3 朝の自動化が、ある日だけ「利用上限に達した」と出て止まりました。どう扱うのがよい?
出典:Claude Code 公式ドキュメント「Run Claude Code programmatically」(https://code.claude.com/docs/en/headless)「Schedule recurring tasks in Claude Code Desktop」(https://code.claude.com/docs/en/desktop-scheduled-tasks)「Routines」(https://code.claude.com/docs/en/routines)「Common workflows」/手元の automations/ の実物(毎朝の段取り・ルーティン着火)。2026-10-13 に確認